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祇園祭と京都建築めぐり

2023-07-19

祇園祭と京都建築めぐり

東京オフィスの西川です。

 

7月の3連休は地元関西に戻り、祇園祭に行ってきました!

学生の頃は毎年友達と行っていたほど大好きで思い出深い祇園祭。

コロナウイルス流行により暫く開催されていなかったですが、もうすっかりコロナ前の活気も戻っており、4年ぶりに当時の友達と行けてめちゃくちゃ幸せでした、、。

美しい祇園囃子を聞きながら屋台でご飯を買い、そして山鉾を見てまわるのが祇園祭りの楽しみではないでしょうか。

祇園祭の山鉾は沢山種類があり下の写真のようにそれぞれの町ごとに異なるデザインになっているので、

各山鉾に飾られているタペストリーや装飾を見るのが良いんですよね、、、(カマキリが乗ってる山鉾もあるんですよ)

祇園祭でしか見られない幻想的な京都の夜が大好きです。

来年も絶対行きます、、!

さて、祇園祭とは別ですが、京都で見た素敵なデザインをいくつかご紹介させていただこうと思います。

京都は歴史的な建築や家が多いため、それらの魅力を活かしたリノベ案件が沢山あるのが面白いです。

 

・新風館

こちらは隈研吾監修のもと2020年にリニューアルオープンした、ホテル・店舗・映画館からなる複合施設です。

元は1926年に建てられた「旧京都中央電話局」で、その後2001年に英国の建築家により増築された商業施設「新風館」が開業され、さらに再開発されて今の姿に至るという風に、非常に歴史ある貴重な建築物なのです。

 

店舗の内装は京都らしさのあるデザインになっており、外国人のお客様も多く見られました。

例えばこちらはBEAMS JAPANの内装です。

日本各地の名産品が飾られた棚が印象的で、レジ後ろのロゴデザインも赤い暖簾に映えて可愛いです。

天井の絵も私が過去のブログで紹介した北斎の「鳳凰図」みたいな雰囲気があって迫力がありますね。

他の店舗も全部デザインが洗練されていて最高でした、、

 

そして建物中心には緑あふれる中庭。

日本庭園のような造形で、モダンな建築に京都らしい風景が相性良しです。

大部分を占めるコンクリートは、酸化鉄を混入させることで塗装に頼らない暖かい発色を試みたとのことです。

だからでしょうか、日本庭園にコンクリートの色の組み合わせが上品で綺麗に馴染んでるように感じました。

紅葉の木も植わっており、秋もさぞ綺麗だろうなと、、

(京都は春も良いですが秋がとんでもないくらい良いのです、、もちろん1年中綺麗なのですが^^)

写真左側の彫刻は、しずくが地面に落ちて広がる様子をイメージしたものとのことです。

 

個人的に印象的だったのはサインのデザイン。

金網のメッシュの背景が目新しく軽やかなイメージで、「京都に新しい風を吹かせたい」という新風館の由来にぴったりなデザインだと思いました。

一文字で表すのもおしゃれだなぁと。

 

こちらは新風館の近くにある扇子屋さん「BANANA to YELLOW」。

現代のライフスタイルにふさわしい「新しい扇子のあり方」を発信しているお店で、扇子以外にも若者向けの服や雑貨などを販売されてました。

「京都らしさ」と「若者向け」の要素を兼ね備えた蛍光色の暖簾がめちゃくちゃ良くないですか?

こういう発想ができるのが凄いなぁと思います。

 

店内はこのようになってます。

インダストリアルな内装にビビッドな服が映えてますね。

 

他にも古民家をリノベした飲食店や古着屋さんにも行きました!(写真は撮れませんでした)

皆様も京都に行かれた際はぜひ建築巡りもしてみてはいかがでしょうか。

以下新風館のURLです。隈研吾さんによる解説やサイン計画についても載ってますのでぜひ。

新風館について

新風館 サイン計画

 

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